早いもので、今日で1年の半分が終わり、明日からは7月に入ります。本日、学校通信7月号を配布させていただきました。子どもたちの活躍の様子等も紹介していますので、ご覧いただければ幸いです。(学校ホームページにも掲示しています。こちらからリンクできます→ 南池田中学校HP:学校通信)
今号の校長メッセージには、「5つの力」(育てたい力)から「一人ひとりを大切にする力」について掲載しました。ご参考まで、以下にその内容を紹介させていただきます。
一人ひとりを大切にする力 校長 廣田敏宣
この力は一人ひとりに必要な、多様性社会を生きて働くための基礎となる力でもあります。
当たり前のことですが、人は一人ひとり違いがありますので、それぞれに個性があり、苦手なことや得意なこと、意見や考え、趣味、生活背景なども異なります。
時には理解できず、意見や気持ちが衝突することがあるかもしれません。また誰しも失敗することがあります。でも、それらの時に大切なことは、相手を「迷惑な人」として排除するのではなく、困っている人がいたら、どうしたら困らないようになるだろうか、問題解決のためにはどうしたらよいだろうかと考えていくことです。
失敗やトラブルは、生きた学びの機会にもなります。相手に関心を持ちながら、様々な場面で、困っている人が自分だったらどうなのかを想像していくことが、人とつながるためには必要です。「自分は、他人事を自分事として考える自分になっているのか」と問い続けていくことです。
「自分がされて嫌なことは人にしない、言わない」ことが大事です。ただ、人それぞれ感じ方や受け止め方が違うので、「自分は大丈夫だけど、相手はどうだろうか」と想像していくことも大切です。そして、自分も他者も尊重しながら、一人ひとりが自分らしさを大切にできる雰囲気をつくっていくことがとても重要です。
その雰囲気を自分の言葉や行動でどう発信していくか。それをぜひ考えながら、一人ひとりを大切にする力を育んでいって欲しいと思います。