2021年5月24日月曜日

【校長の日記】教育実習受け入れ開始

今日から3週間、教育実習生を5名受け入れています。教科は1年生の美術、2年生の数学・社会・国語、3年生の保健体育になります。実習生の先生方には、積極的に子どもたちと関わりながら、実り多い教育実習にしていって欲しいと思います。

生徒の皆さんも、間近で教師になる目標を持って一生懸命取り組む姿を目の当たりにしながら、自分自身の将来のことも考えるきっかけにして欲しいと思います。

実は、私も中学1年生の時、教育実習の先生がクラスに入ってきてくれた思い出があります。その時の先生の顔は今でもはっきりと覚えています。なぜ印象に残っているかと言うと、私の失敗を精一杯フォローしてくれたからです。

ある日その出来事は起こりました。ある日の給食の時、さあ食べようかというタイミングでしたが、私の手が大おかず(カレー)のお椀に当たって、机の上に半分くらいこぼしてしまいました。「うわー!やってしまった」と思ったのですが、困っていると、ほどなくして目の前にきちっとアイロンがけされた美しいハンカチが差し出されました。そうです、教育実習生の先生が、「これ使って」と言ってくれたのです。「えっ!」と驚きましたが、さすがに綺麗なハンカチをカレーで汚すわけにはいかないと思い、「いいです、いいです!」と必死に断りましたが、そうこうしているうちに「もう1枚持っているから大丈夫。ハンカチはこういう時に使うものだから。洗えば大丈夫」と言って、綺麗に拭き取ってくれて片付けてくれたのです。

自分が他の手段を気づけば良かったなという反省と、先生の綺麗なハンカチを汚してしまった罪悪感がありました。でも、この先生のことは忘れないなと思いました。とても大人な対応にさすがだと思い、この日以来、しばらく私はハンカチを2枚持つようになりました。もし同じように困っている人がいたら、先生と同じように差し出してあげたいと思ったからです。

今思えば、一生懸命生徒に向き合う中での先生の対応だったのだろうと思います。このことは教育実習の先生方を迎えるたびに思い出し、今でも感謝しています。

さてさて、私のことはともかく、教育実習が実習生の先生方にとっても、生徒の皆さんにとっても有意義なものになることを願っています。

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